はじめに
腸の手術後は、食べられる量が少なくなったり、消化の良いものしか受け付けなかったりと、毎日の食事作りに悩むご家族は多いと思います。
そんなときに大活躍するのが 「お粥」。
でも、毎回炊飯器で炊くのは手間も時間もかかってしまいます。
そこでおすすめなのが、お粥を製氷皿に小分けして冷凍するストック術。
私の友人のご主人が腸の手術をされたとき、この方法を試してみたら「本当に助かった!」と感謝されました。
この記事では、その方法と工夫を具体的にご紹介します。
なぜ「製氷皿ストック」が便利なのか?
少量ずつ取り出せる
術後は食べる量が安定しません。
「今日はほんの少しで十分」という日もあれば、「思ったより食べられそう」という日もあります。
製氷皿で冷凍しておけば、一口サイズで取り出せる ので、その日の体調に合わせて量を調整できます。
解凍が早い
小さなキューブ状なので、電子レンジですぐ温まります。
急に「お腹が空いた」と言われても、数分で出せるのが大きな安心。
アレンジが自由自在
お粥キューブを温め直して、
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卵スープにポンと入れて「卵とじ粥」
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豆腐あんかけに添えて「豆腐粥」
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野菜スープをかけて「栄養プラス粥」
など、その時の気分で簡単にアレンジできます。 - 「お粥をアレンジすれば飽きません。実際の10日分プランはこちらでまとめています → 術後の腸にやさしい献立編
お粥ストックの作り方
手順
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炊飯器でお粥を炊く(全粥〜7分粥くらいがおすすめ)
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少し固めに仕上げる(解凍時に水分が出るため)
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粗熱をとる
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蓋つきの製氷皿に流し入れる
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冷凍庫で凍らせる(4〜5時間)
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固まったらポンと外してジップ袋に入れて保存
保存期間
冷凍庫で 1〜2週間が目安。
それ以上になると風味が落ちやすいので、計画的に食べ切りましょう。
解凍の仕方とコツ
電子レンジで解凍
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耐熱容器に必要な分だけ移し、ラップをして加熱
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水分が飛びやすいので、少量の水や出汁を加えると◎
鍋で解凍
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小鍋にキューブを入れ、少量の水やスープを足して加熱
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なめらかになり、風味も戻りやすい
👉 どちらも「しっかり熱を通す」ことを忘れずに。
実際に役立ったアレンジ例
卵とじ粥
解凍したお粥に溶き卵を加えて軽く煮る。
ふんわり卵でたんぱく質を補給できます。
豆腐粥
温め直すときに豆腐を加えて煮るだけ。
口当たりがやさしく、術後でも安心。
白身魚粥
冷凍タラを酒蒸しにしてほぐし、お粥にトッピング。
淡泊で消化がよく、良質なたんぱく質を摂れます。
野菜スープ粥
かぼちゃやにんじんのポタージュをかけると、彩りと栄養がプラスされます。
友人からの声
この方法を伝えた友人は、こう話してくれました。
「前はお粥を毎回炊くのが本当に大変で、買い物や調理でヘトヘトだった。
でも製氷皿にストックするようにしたら、食べたい分だけ温めればいいから気持ちがすごくラクになった。
主人も“今日は卵を入れて”とか“スープをかけて”とリクエストしてくれるようになって、献立に悩まなくなったの。」
作る側が安心して続けられる工夫は、患者さん本人にとっても大きな支えになるんだなと感じました。
まとめ
術後の食事は「消化にやさしいこと」が大前提。
でも、それを毎日続けるためには「作る人が無理なくできる工夫」も欠かせません。
お粥を製氷皿でストックする方法は、
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必要な分だけすぐ出せる
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解凍が早い
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アレンジが簡単
という3拍子揃った“お助けアイデア”です。
もし身近な方の食事づくりに悩んでいるなら、ぜひ試してみてください。
小さな工夫が、毎日の安心につながります。
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Kaicho / やまぐち のりこ
17年間管理栄養士として病院勤務後
自由に旅を楽しむために、時間とお金を同じ軸でデザイン中。
awabotaスタッフとして活動しながら、好奇心いっぱいにこれからの時代を探求しています。
「好き」と「仕組み」をつなげて、もっと軽やかに生きていきましょう。


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